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一流の研究とは

昨日、廊下で研究室見学に来た大学4年生の子の相手をしていると、
隣の研究室(分子生物学)の教授が通りかかって、唐突に絡まれた。

そしてそれから1時間くらい自分の研究観をえんえんと聞かされてうんざりだった。
歯に衣着せぬ言いようで、自分はともかく見学の子にまで被害が及んだ。
でも、言ってることは納得できるしなかなか魅力的な考え方だなーと思ってしまった。

まとめると
▼日本は生物学分野で欧米よりも5年遅れている
▼東大は創立して130年だがノーベル賞を一度も生み出していない
 つまり東大なんかで研究しても1番になれない
 ※東大出身の受賞者はいるがいずれも東大以外の場での研究成果
▼世の研究者はみんな重箱の隅をつつくような各論しかやらない
▼生体というのは一つ一つが別々の事をしているのでなく、
 n:nの複雑な相互ネットワークによって成り立っている
▼なのにどこかの条件を固定して特殊解を得るような研究しかしていない
▼私はn:nの研究をやるべきだと思う
▼しかしこの考えはあまり世間には理解されないようだ

▼最高の研究は「誰も成し遂げられなかった難しいことを達成する」か
 「誰にも気づかれていない面白いことに手をつける」の2つしかない

そして、化学系の自分たちに向けて
▼有機化学はどうしても「作る」という研究に行ってしまいがちだ。
 しかしノーベル化学賞を取った研究はどれも「知る」研究だ。

多分こういうようなことを言っていたと思う。
最初はただの嫌なおじさんかと思っていたが、
話を聞き終わった後はちょっぴり好きになっていた。

先生は「僕の昔の仕事は今、生物学の教科書に丸々1ページくらいつかって載ってる」
と自慢して、「過去の栄光だが、過去の僕と今の僕は同一人物だ」と言っていた。


すごい研究者っていうのは誰にも理解されなくて、やっぱり変な人なんだなーと思った。
彼はメンデルやその他の著名な科学者同様に、死後にやっと評価されるのかもしれない。
ただの嫌われ者かもしれないけど。

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com(0) - 2012.04.07(Sat) - 大学院


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